パイセンまんが家インタビューVol.6　箕野希望先生インタビュー

このインタビューは、発売中のCheese!2020年7月号に掲載されているものの続きになります。もっと読みたい方は、Cheese!本誌のまんがグランプリページをチェック！

Ｑ１．魅力的な主人公（ヒロイン）に最も必要だと思うものはなんですか？
Ａ． ぶっ飛んだ発言や行動
＜理由＞二次元だからこそ、そういうキャラを見たいです。

Ｑ２．ストーリーを考える上で、一番時間がかかるのはどんなシーンですか？
Ａ．引き
＜理由＞読者さんに「次も読みたい！」と思ってもらうべくとても重要な部分なのですが、ここがいつも不安です。

Ｑ３．ストーリーを作る上で参考にしているものがあれば教えて下さい。
Ａ． 映画（主に洋画）
＜理由＞洋画はテンポが良いものが多くあるイメージで面白いです。

Ｑ４．セリフ、モノローグなど、キャラの言葉を考える上で気を付けていることや、
参考にしているものはありますか？
Ａ． 語呂
＜理由＞読者さんがテンポよく読めるように。短いセリフでもフキダシ２つ分に分けたりするんですが、そのほうがテンポが良いかなと思って分けています。

Ｑ５．今まで読んだ、観た作品で一番胸に刺さったセリフはなんですか？
Ａ．セリフよりは、表現力や表現方法に魅せられる人間のようで…

Ｑ６．コマ割を考える上で、気を付けていることはなんですか？
Ａ．見やすさ
＜理由＞読者さんの目を戸惑わせないため

Ｑ７．人物を描く上で、使っている画材を教えて下さい。
Ａ．丸ペン
＜理由＞色々ペン設定があるみたいですが、目移りして大変だったので、逆に何もこだわりませんでした。

Ｑ８．投稿時代に一番苦労したことを教えて下さい。
Ａ．絵
＜理由＞ヘタだったので、とにかく描いて描いて描きまくってました。

Ｑ９．いい仕事をするために気をつけていること、習慣にしていることはありますか？
Ａ．寝る
＜理由＞人生の1/3は睡眠とはよく言ったもので。寝ないと、まともな精神状態で仕事できないです。

Ｑ10．ここ一番のドーピングアイテムはありますか？（アロマ、好きなアニメを観る、etc）
Ａ．読者のお嬢さん方からの応援。
＜理由＞辛いなと思っても、「面白い」とか「桜夜さんかっこいい」とか「ユリかわいい」とかキャラをほめてもらえたりすると、また頑張ろうと力がわいてきます。

Ｑ11．漫画を作る上で、一番好きな作業はなんですか？
Ａ．下絵
＜理由＞何もない白い紙に絵が描きあげられていくのが楽しいです。

Ｑ12．漫画を作る上で、一番嫌いな作業はなんですか？
Ａ．ペン入れ
＜理由＞同じ絵を描かないといけないから。

Ｑ13．投稿者がプロを目指すにあたり、重要だと思うことはなんですか？
Ａ．自分に合った雑誌を見極めること。
＜理由＞「価値観の合う人と付き合うほうが楽しい」のと同じで、自分に合った雑誌で描くほうがやっぱり楽しいと思います。

Ｑ14．先生自身の今後の漫画家としての目標を教えて下さい。
Ａ．健康なまま、桜夜とユリの恋を描ききる。
＜理由＞質問の答えになってませんよね。でも、今はこれしか考えられてません。


最後に、投稿者に向けてメッセージをお願いします。

無理をせずに楽しく、おばあちゃんになっても何かしらキュンキュンまんがを描く。

まんが家さんて「いかに自分の変態性を描きなぐれるか」だと私は思っています。
恥ずかしがらず、欲望全開で自信を持ってまんがを描いてほしいなと、そう思います。
元々私が「恥ずかしい…」とか思ってたタイプでした。
あの頃の私に言ってやりたい。
「お前が本当に見せたいのは、そっちのノートに描いた落書きネームだろ？　え？　
それをとっとと担当さんに見せるんだ。無駄な時間を過ごすんじゃないよ。ほら。」と。