トップ  >  FRESH4トーク! ...のつづき♪ ( 2015/04/27 )

FRESH4トーク! ...のつづき♪

Cheese!の歴史を進化させる、次世代を担う4人が集結!!


 

朱神宝×中村ユキチ×華谷艶×冬織透真  Fresh4トーク!

 

Cheese!6月号に掲載された、イチオシのフレッシュ作家陣4人のトーク!
本誌では載せきれなかった、深い話、おもしろい話をここで見せちゃうよ!!

 




 



作品を生かすキャラとは!?

それぞれの作り方の極意!!

 

----先生方は、作品でキャラを作るとき、理想のタイプやご自身を反映されたりしていますか?

中村先生(以下 中):私は自己投影できないタイプなんで、男子はカッコいいなって思うタイプにするんですけど、主人公は自分っぽくはしないですね。自分にすると萎えてしまって(笑)。

華谷先生(以下 華):私も主人公に自分を投影するのは、なんか恥ずかしいです(笑)。

中:私は恥ずかしさっていうよりも、「私のような人を好きになる男子なんて、嫌いだ!」って思っちゃって(笑)。

冬織先生(以下 冬):わかります! 私も同じ感覚があって、「好き」って言ってくれる人を受け入れるのに時間がかかるタイプなんです。だから、無意識で重ねたりすることはあるのかもしれないけど、意図しては描いてないですね。

----例えばキャラを描くとき、具体的に誰かをイメージされたりします?

中:そうですね。最近は、実際にいる人をイメージして作ると、キャラが立つような感じがするんです。だから、「芸能人だったら、この人!」みたいなことも考えますね。

朱神先生(以下 朱):それ、けっこうやります。でも、芸能人にもいないようなキャラを作る場合は、自分の萌えや理想を入れたり(笑)。

華:入れます、入れます! 私は「こうだったらいいのになぁ」っていう、現実にはいなさそうな理想や萌えを入れることのほうが、多いかも。キャラの見た目やスタイルを描くときには、芸能人の方を参考にしますけど、イメージ通りの人がいなかったりして...。

冬:確かに、イメージ通りの人を探すのは難しいですよね。私は、その男女で「漫才をさせたら成立するか?」っていうことを考えてキャラを作ったりするんです。

中:それ、おもしろい!!(笑)

冬:たとえば、主人公がボケっぽい子なら、キャラが生きるように、男の子はツッコミ役にしようか...とかね。

中:いいですね〜。私は「こういうキャラを作ろう」と思っても、その通りにならなかったりするんです。ネームを描きながらキャラをつかんでいくので、最初の設定と出来上がったキャラが真逆になることがあって。「こういう男子、描きたかったかな?」って思うけど、まあ主人公とラブラブだからいいかなって(笑)。

 



 



こんなところに惹かれる!!

タイプの男性像がキャラに...!?


 

朱:私は物静かな人、空気が読める男性がタイプです。基本、年上が好きなんですけど、作品で年上ばっかり描いていると年下が描きたくなったり...(笑)。

----年上のどういうところに惹かれるんですか? 

朱:人生経験があるとか、包容力があるとか。その人が経験を積んでいる過程に自分がいなかったことは切ないんですが、それはそれで萌えなんですよ。「その人が成長したときに、私も一緒にいたかった」とか、最終的にはハッピーエンドになるんですけど、その切なさがスパイスになったりしますよね。

----華谷さんの連載『モトカレ←リトライ』のシチュエーションにも、少し似てますね。

華:そうですね。「彼の過去も今も、一緒にいたい」っていうお話なので。私自身も、彼の卒業アルバムとか見たら、「自分がいないのがさびしい」って思っちゃいますね。

朱:彼の過去とか、聞かれますか?

華:聞いちゃいますね。元カノはどういう人で、何座で何型かまで(笑)。「まんがに役に立つかな?」って思って、昔から聞くようにしてます。相手が忘れてることも多いですけど、知りたくて「思い出して!」って言ったり(笑)。

全員:えーっ、すごいっ!!

華:でもやっぱり、"人をキャラとして見たい"っていう感じがあるんだと思います。あと、その元カノに自分と共通点があったら、「こういうタイプの女の子が好きなんだな」って統計したいです。「こういうことしたら、嫌われるんだ」とか、知っておきたいです。

----すごく冷静に分析されてますね(笑)。

華:記録を定期的に見ないと忘れちゃうタイプなんです(笑)。私は相手のことも知りたいし、私のことも知ってほしいし...。

中:そうかぁ。私は真逆なんです。相手のことを全部知りたくないし、何考えてるかわからない人のほうが好きですね。やさしいのに、次の日急に冷たいとか(笑)。自分の世界を持っている人というか、愛情表現がフラットな人がいい。溺愛系のキャラはニガテなんです。

冬:私は最近、ちょっと叱られたいなって思ってるんです(笑)。叱る人って、自分の嫌だと思う部分を「お前の悪いことは、こういうとこだよね」って、理解してく れてると思うんです。嫌な部分を無理にポジティブ変換するんじゃなくて。ポジティブにとらえる人は、「私が嫌だって思う部分をポジティブに変換しないと、 受け止めてくれなのかな?」って思ってしまう。

----前回の連載『鍵のない鳥篭』の波瑠と利壱のエピソードにも、似たようなことがありましたね。

冬:必ずしも全ての人が、"ほめられることがうれしい"ってことではないと思ってて。叱るということは、自分の嫌な部分も受け止めてくれている証拠だと思っているんです。

 



 



描きたいモノ、やりたいこと

これからの希望と野望!!

 

----みなさんが、今後チャレンジしてみたい作品は、どんなものですか?

冬:私は、デビューの頃からずっと「ファンタジーを描きたい」って言ってるんです。でも意外な印象があるみたいで、前に一度描いたときは、担当さんに「冬織さんが、ファンタジーなんて意外でした!」って言われたんです(笑)。

華:私は今、描きたい作品を描いているので、あまり思いつかないんですけど...。大河ロマンみたいな作品かな? ファンタジーとか歴史モノっぽい作品とか好きだったんで。

中:大河系って、いいですよね。あと、私はスポ根まんがやりたいです!! 吹奏楽とか、文化部でもいいんですが。"何も能力のない主人公が、実は1つだけ才能が長けてて..."っていう王道系が好きなんで、そういう作品を描いてみたい!

朱:私はなんだろう? 禁断モノは描いたことないので、描いてみたいです。やっぱり自分の作品の幅や、作品の可能性とか広げたていきたいですね。


----ぜひ、描いていただきたいですね。 せっかくなので、「もし、出来るなら...」という、大きな"野望"も掲げましょう!

中:作品がドラマ化出来たらいいですね。"ドラマにしやすいテーマのお話"というのがおもしろいと思ってて、設定とかも考えたりしました。売り込みやすいように(笑)。作品の舞台が変わってるけど、ストーリーは王道みたいな。

華:いいですよね、ドラマ! まんがを考えるときに「実写にしたら、こういう感じかな?」とかは、思ったりしますね。「ロケ地はこの辺」とか(笑)。ドラマがすごい好きなんです。映画も好きですけど、ドラマのほうが長く見てもらえると思うし。

朱:私は、自分の絵が動いてる感じが見てみたいですね。アニメとかゲームとか。描いているときに、「こんな声だったらいいな」とかイメージしたり(笑)。

冬:私も、ファンの方も好きだと思うので、アニメがいいです。あと、『鳥籠』でも出てきたんですけど、梟とかがキャラクターグッズになったらいいなと。そして、売れたいです! 一生まんが家でいたいので、そのために必要な名声がほしいですね(笑)。

――大きな野望を目指すことって、モチベーション上げる大事な要素ですよね。ぜひ、野望が実現するよう、これからもがんばってください!

 





★これだけじゃない!! 4人の先生方が語ったまんがについてのアツいトークは、絶賛発売中のCheese!6月号載ってるよ! チェックしてね。

2015/04/27


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