まんが家の先生にピンポイントツッコミ取材

第58回  藤原よしこ×宮坂香帆ほんわか対談!!

チーズ!夏のFC最強のちやvほやフェア 特別企画 藤原よしこ×宮坂香帆ほんわか対談!!
チーズ!2010年9月号巻頭口絵にて、おふたりの対談を掲載しましたが、こちらでは詳報版を公開!同世代、同じく「少女コミック」(現Sho-Comi)デビュー、同じく天秤座、同じく学園まんがを描いて第一線をひた走ってきた同志の、十ウン年ぶりの再会対談の模様をご覧ください!!藤原よしこ・宮坂香帆Profile
十ウン年ぶりの再会
藤原
初めまして…じゃないですよね。
宮坂
じゃないです。少コミ時代に編集部の方と伊勢に旅行に行ったときに、一緒で…。
藤原
あ! デビュー2、3年目のとき、そんなことが…。
宮坂
私は1年目くらいでした。新幹線で行って、途中で二手に分かれて…。
藤原
あ、忍者屋敷に行く人と…。
宮坂
伊勢神宮に別れて…。
藤原
私は忍者屋敷に行ったんだ!
宮坂
私もそうです。で、忍者屋敷に行く人の方が少なくて…。
編集部
出会いは忍者屋敷!? 今なら絶対パワースポットの伊勢神宮に行きそうなものですが…。
藤原
なんですかね、若気の至り?(笑)惹かれるものがあったんでしょうね、からくり屋敷とか…え、じゃあふたりしてキャッキャと回ったんですか?
宮坂
同じグループだったんで、一緒に回っていましたね。他にまんが家さんはいなかったような…。
編集部
そのころからライバル意識がメラメラと燃えていたんでしょうか? そう聞くと今もライバル意識があることが前提になっちゃいますが(笑)
編集長
そんな感じとは反対側のところにいたふたりだったように記憶していますが…。

キャラクター作りのヒミツ
宮坂
ことりの乙女ゲー好き、というのは、打ち合わせのときに冗談で言ったら、「じゃ、それで」となってしまって…でも自分がやるから、描きやすいかなと。
編集部
でもことりって、意外につっこみキャラですよね。
宮坂
今までのヒロインとちがって、ちょっとおたくというか…自分と近いところの方が描きやすいというか。笑えるところも多いし…。
藤原
私もゲーム好きなんです。「メタルギアソリッド」とか、下手ですけど。あとスネークが好きってところも似ています。
宮坂
でも限界があって先に行けない(笑)。
藤原
あと「ときメモ」も買いました。
宮坂
私もやりましたが、友情エンドで終わりました。新しいの、すごいおもしろいです。でも前のもがんばりすぎて、女友達と仲良くなって、つまらない方向で終わり…(笑)。
藤原
セカンドのときはものすごくたくさんキャラを落として…このままじゃ身を滅ぼすなと思ってアシさんにあげました(笑)。でも「バイオハザード」とかも好きです。
宮坂
あっ、「バイオ」私も好きです。
藤原
それも下手なんですけど、世界観が好きで…ストーリーは見たいんですけど、難しくて。

新人時代の思い出
宮坂
新人時代は…きつい時代でした(笑)。当時の担当者に「愛だよ、愛!」とか言われたんですが、サッパリわからなくて…。
藤原
おもしろい!(笑)でも私も編集さんに「魅力的な男子を30人作ってこい」とか言われたことがありました。でも3人くらいしかできなくて…部活が違うだけ、とか。で、怒られる、みたいな。
宮坂
私も、エピソードだけたくさん描いてこい、と言われたり…ギャグまんがを描かせたかったみたいで…「ギャグよりのラブコメでやってもらいたい」とか。
藤原
おもしろーい!
宮坂
そのころの作品を読むと「ありえない…」ってなります。もう少コミやめて別に持ち込み行こうかな、とか考えていました。
藤原
私は新人のころは豆カットとかを頼まれて、それが嬉しくて、ばんばん描いていました。その収入の方がまんがより多かったりして…それで似顔絵が上達したのかな(笑)。あとは…怒られっぱなしでした。でも私はぼんやりしすぎていて…他誌に行こうとかは思わなかったかな。「キミはこの先どうするんだい?」とか言われも、「ですよねー」とかヘラヘラしていて…お嫁に行くのか、就職するのか、まんがをがんばるのかって心配されていたんだと思うんですが、クビって言われたワケじゃないし…と…ちょっとアタマ悪い感じ…結婚する予定もなかったですし(笑)。
宮坂
新人のときは、これが一生の仕事になるのかとか、全然わからなかったですよね。担当さんが言っていることをやろうとして、全然できなくて…担当さんに気に入られるものを描こう、と考えるようになって、どんどんわからなくなっていって…ほとんどあきらめていたっぽい時期も…何を描けばいいかわからない、担当さんの言うとおり描けばいいのか、でもできない、みたいな。

キャラクターのモデル?
藤原
どんなペースでお仕事なさっていますか?
宮坂
下絵は3、4日…ですかね…。
藤原
わ、私の倍のペースですね! 同じ締め切りを目指していても、進み具合が全然違いそう(笑)。
宮坂
下絵を何度も描き直したりとかしないですからね。ほぼネームのとおりに描きますし…
藤原
私は「この顔が気に入らない」とかで何度も描き直しちゃって進まない、とかがあるんですよね…ネームで乱暴に描いたときの方が表情がいい、とか。
宮坂
あ、そういうのはけっこうありますよね。しょっちゅうあります…昔はすごくネームを緻密に描かされていて、逆に下絵のときに「また同じ絵を描くのか」って飽きちゃうようになって…同じには描けないし…だから今はネームは簡単な線で描くようにしちゃったんですけど。でも下絵で「ネームのように描けない、気に入らない」ってことはけっこうあります。
藤原
私は爽やかなハンサムには惹かれないんです、ヘタレ男が好きなので。だから宮坂さんが描く男子も、へたれなところが好きです(笑)。
宮坂
雪斗は自分の理想の男性像、ではないですね。でも過去の恋愛で自分が感じたことを、ことりに言わせたりはしています。
藤原
私は…先生と恋をしたこともないですし…(『恋したがりのブルー』のように)四角関係に悩んだこともないですね…今「どうじゃったかいのう」って思い出してみましたが、すぐ思い出しました、ないです。でも、ちょっとスネてるような人がタイプなんだと思います。水谷豊の『熱中時代』は超好きでしたけど。「こんな学校いいな、こんな先生のいる学校に通いたいな」とか思ってもらえるよう、学園まんがを描いている、のかな…。
宮坂
あと、ヒロインをいじめる嫌な女は、私が学生時代に一番嫌いだった女がモデルです(笑)。前の作品のときもそうでした。
藤原
なんて黒いエピソード!(笑)私は小学校1、2年の時に好きだった男の子が、今までで一番ハンサムでした。この間写真が出てきたんですよ! こけしのような私とスゴいハンサムな男の子が写っていて…でも転校しちゃったんですよね。あと、ミュージシャンになりたいとか言っている男の子がいて、「いたなー、そんなヤツ」とか大人になってからは思っていたんですが、どうやら高校生のときの私はその彼に告白したらしく…断りの手紙が出てきたんですよ。でもそれを見るまですっかり忘れていて、というか記憶を捏造していて…フラれたことをなかったことにしていたんです。でも勇気ある女子だったってことですよね…そんなムリ目な男の子に…。
宮坂
私は慎重派ですね。脈があるとわかっていないと、告白しにいけない…結婚願望もないです。病気をしてから、そういう気が薄れてしまって…お金を稼ごうとか、仕事の方でなんとかしたい、という思いの方が強くなっちゃって(笑)。その前はそうでもなかったんですけどね、考え方が変わってきてしまって…。
藤原
結婚願望か…今、アイドル熱とかは収まっているので…あまり作品に反映したりとかはしていないかな…次郎に萌え萌えで描いてるってこともないですし…そうなりたいとは思ってるんですけど。でも気に入って描いてはいますね。

愛称決定!?
藤原
そういえば私、可愛い愛称を募集しているんです!(突然)宮坂先生の「かぽりん」みたいな。意外に可愛くいじりづらい名前なんでしょうか…本名なので、大学のときは友達には「よっちゃん」と呼ばれていましたが、イヤで…でも定着しちゃって。かぽりんはいいですよね。
宮坂
じゃあ、ふじっぴぃ、かな(笑)。
藤原
わあ、フロッピーみたい!(爆笑)

このあと携帯メルアドを交換して、すっかり親交を深めたおふたり。
ゲームの進み具合をメールしあっているとか…?
ちやほやフェアの生電話プレゼントにも、たくさんのアクセスお待ちしています。
くわしくは対象コミックスの帯にて!!